【WordPress】「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」と言われる時

最終更新日: 公開日: 2023年01月

WordPress のサイトヘルスで「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」と言われることに気づいた.
正直ほうっておこうかと思ったが,一応調べてみるかとちょっと調べてみたら意外とあっさり解決できたのと,どうも現時点でこの情報がネットに見当たらないので投稿してみた.
ただし,以下はエックスサーバーを使っている場合の限定された内容です.他のサーバーの場合もやり方を応用すれば対策可能かもしれません.

(2023/3)
プラグインを入れないでも可能な対策を見つけた.【WordPress】Xserver でプラグインなしで APCu を使う方法

永続オブジェクトキャッシュを使用してください

しかし,日ごろ入れないほうがいいといっているプラグインを入れることになるので何か起こった時に責任は取れません.
何か起こったらプラグインは削除したほうがいいでしょう.
当サイトも問題が発覚次第,プラグインは削除するでしょう.
(2023/3 問題発覚前に削除済.上記のリンク先の方法に変更.)

永続オブジェクトキャッシュとは何か?

WordPress のサイトヘルスステータスで「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」と言われるので V を押してアコーディオンを開いてみる.
すると以下のように表示された.

永続オブジェクトキャッシュ

このサイトは エックスサーバーに置いているのだが,xserver は,APCu というオブジェクトキャッシュサービスを利用できるようにしてくれているらしい.

そもそも,永続オブジェクトキャッシュサービスとはなんぞや?と「さらに詳しく」と書いてあるリンクを辿ってみた.(前の文のリンクがそれ)

永続オブジェクトキャッシュは、Web サーバーからデータベースへの移動時間を短縮することでページの読み込み時間を短縮する手助けをします。たとえば、サイトのオプションデータは各ページビューで利用可能でなければなりません。永続オブジェクトキャッシュがない場合、Web サーバーはページビューごとにデータベースからこれらのオプションを読み込む必要があります。

と書いてあった.まあ,そんなに悪さするものではなさそうだ.

さらに,Redis と Memcached というのが人気のキャッシュサーバーだと書いてある.
プラグインも Memcached Object Cache と Redis Object Cache がいいよと親切に教えてくれてはいる.

しかし,そんなものは xserver には入っていない.というか,「APCu なら使えるよ」と言ってくれている.
その辺りのキャッシュサーバーを入れることも出来るようだが,余計なものは出来るだけ入れない方がいいだろう.

プラグインを使う

ということで,APCu を使ってくれるキャッシュプラグインはないの?と検索してみたら,「W3 Total Cache」というプラグインなら使えるらしい.

W3 Total Cache

なんとなく入れないほうがよさそうかなというニオイ(Total とか怪しそう)はするが,先ほどの WordPressのキャッシュ説明ページに W3 Total Cache の説明が書かれている部分があった.
読んでみると絶賛しているので,まあ騙されたら消せばいいか程度の軽い気持ちでインストールしてみた.
有効化すると「パフォーマンス」というリンクが左側メニューに追加される.
そこにマウスをホバーするとさらにリンクがわんさか出てくる.これは「まずい奴か?」という直感が少し働くが,デフォルト状態だと特に動作に変わったところはなさそうなので様子をみることにしてみた.

よくよく見てみると「パフォーマンス」には「一般設定」というページへのリンクがあり,ここに「オブジェクトキャッシュ」に関する設定項目があった.

オブジェクトキャッシュ

「有効化」にチェックを入れ,
オブジェクトキャッシュの方法は「オペコード: Alternative PHP Cache (APC/APCu)」を選択して,
【全ての設定を保存】ボタンを押す.

これで「オブジェクトキャッシュ」は効いたようでサイトヘルスステータスでの警告はなくなった.

しかし,何か問題が発覚次第,このプラグインは削除するのでこのページを読んでインストールした方も気を付けたほうが良い.

 

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