Webマーケティングとは
wikipedia のマーケティングによると
「価値あるプロダクトを提供するための活動・仕組みである。」
と書いてある.
つまり,Web がついているので,Webマーケティングとは
ネット(Web)上で価値あるプロダクトを提供するための活動・仕組み
のことだと言えるだろう.
Webマーケティングとは
では,これは何なのか?というと結局,売るための手法ということでは販売促進活動と言えるだろう.
営業と販促の境は簡単に言うと直接,お客様とやり取りをして販売するのを営業といい,その営業が営業しやすいように手伝うのが販売促進といえる.
つまり,ウェブマーケティングとは「営業が売りやすいようにネット上で手伝うこと」と言える.
そのように定義するとウェブマーケティングで出来ることは限られてくる.
ちなみにそのウェブマーケティングをする人のことを webマーケター と呼ぶ.
Webマーケティングの手段
この Webマーケティング の手段として有力なものを挙げて説明する.
ホームページ
ネットで告知というと誰でも一番に思いつくのはホームページ.
ホームページはメリットとデメリットが明確だ.
メリットとしては探している人に訴求できるので,いきなり購入されたり,問い合わせが入ると購入に結びつきやすい.
なので,SEO といわれる検索エンジン対策が重要視される.
デメリットとしては検索されないと見つけてもらえないということに尽きる.
つまり,いくら商品がよくても検索されないものであれば売れない.
啓蒙型商品がホームページでのマーケティングに向いていないのはこのためである.
その辺りは「必要でなくてもあると得する(使うと便利な)もの」という記事に以前書いている.
その商品自体を知らない場合は当然検索されない.
啓蒙型商品の場合,お客様に啓蒙活動しないと売れない.見たこともない商品なのでもちろん検索されることはない.
つまり,ホームページで販売・告知するのは非常に難しいことが分かる.
メール配信
メール配信を行うメリットは多々あるが,何と言ってもプッシュ型の情報告知手段なので先ほどの啓蒙型商品には非常に向いている手段である.
他にもメール配信で販売促進するメリットを列挙してみる.
- 何かの発表(展示会・新製品発表など)の告知
- 何らかの情報(お客様活用事例など)提供
- 需要のタイミングが合うまで一定間隔で情報提供
- 忘れられないための定期的な接触
また,メール配信だけでなく,メール配信からアンケートフォームに回答してもらうことによって,見込み顧客に連絡すべき順番を決めることが出来るのもメール配信ならではの利用法となる.
動画
動画はうまくはまって多数の人にみてもらえれば有効なツールとなりえるが,なかなか難しい.
そもそも商品紹介で動画を使うことが出来たとしても,みんなが見たい(面白い・興味深い)動画を作ること自体が難しい.
また,よく見られているチャンネルや動画の関連動画に出てくればそれで見られる可能性もあるが,他力本願であることも否めない.
商品・サービスの内容にもよるが商品・サービスの紹介の動画を本当に必要としている人に届けることはメールやホームページの方が優位だろう.
SNS
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス) とはいわゆる twitter や Facebook などのことである.
これも検索するというよりは誰かのつぶやきや投稿を見ながら,そこで引用されていたり,広告されているのをクリックしてもらってホームページや動画に引き込むということになるだろう.
これも商品やサービスの場合,個人につぶやいてもらったり,投稿してもらう必要がある.
自然につぶやいてもらえる画期的な商品や面白いサービスなら放っておいてもバズったりすることもあるだろうが,そうでもないごく普通の商品・サービスの場合は採りあげてもらえることは稀であろう.
無理やりステマ(ステルスマーケティング)のようなことをしても,わざとらしくて怪しい上にばれると吊るし上げられることもあるので,辞めたほうがいい.
つまり,商品やサービスを工夫する方が早く,自然に採りあげてもらえるコンセプトを目指すべきである.
ネット広告
インターネットでは広告という手段をとることも可能だ.
ウェブサイトの場合,初期はバナー広告に始まり,検索エンジンが出現してから,キーワード広告が出てきて,その後,様々なサイトに表示されるディスプレイ広告というものまで開発された.
やはり向き不向きがあるのでよくよく検討してから広告出稿を考えたほうが良い.
基本的にプル型広告がよければ,SEO で上位を狙うのがよいが,様々な理由で SEO で上位を狙えない場合,時間的に猶予がない場合はキーワード広告を選択することを勧める.
プッシュ型広告が良ければ告知することが目的のディスプレイ広告やメルマガ配信などを選択する.
テレビで CM を出すことを考えれば格安で済むと思われるが,テレビと同様の効果を狙うなら結局同じぐらいの出費は覚悟しないと同じぐらいの効果は得られない.
これは考えてみれば論理的に当たり前の話(少額で同じ効果が出るなら,CM出している企業はCMをやめてディスプレイ広告に変えるはず)なのだが,小額から広告を出稿できるので勘違いしやすいともいえる.
では,どれくらいの広告効果を狙うためにどれくらいの価格が適正なのかは非常に難しく効果測定をしっかり行わないと分からないので深く考えてから広告を出すことを勧める.
ちなみに Google 広告は非常に難しいので効果測定をしっかり行える環境を整えてから出稿するべきである.
広告代理店・広告代理業者を選ぶ場合もその効果測定をどれだけ行えるかが重要なポイントになる.
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