無料のWebサイト分析ツール
ウェブサイト分析ツールというと最初に思い浮かぶのは Google Search Console (グーグルサーチコンソール) だろう.
それ以外にもいろいろな無料のアクセス解析ツールが存在しているが,ここで主要な無料のサイト分析ツールに関して簡単に説明をしておく.
これだけ知っておけば人にも「サイト分析だったら私に聞いて」と言えるはず...
ちなみにここでざっと紹介はしているが弊社(レクタス)の作っている各種ログ解析ツールはこれらの無料ツールを駆使しなくても簡単に改良が分かるという点がメリットなのでご興味あればお問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです.
Google Search Console
昔はウェブマスターツールと呼ばれていた.
当初は現在ほどの重要性は無かったと思う.
グーグルのページ収集ロボットが問題なくクロール出来ているかとか削除したい URL を入力できるようなものだったはずだ.(記憶が定かでない)
しかし,検索エンジン(Google と Yahoo)が参照元を正確に出さなくなったため,サイトにアクセスされる際の検索単語が分からなくなり,非常に重要度が増したツールである.
2022年現在,サーチコンソールが一番重要なサイト分析ツールである.
有料・無料問わず一番重要といってよいだろう.
今となってはどのような単語でアクセスされたかが分かるツールは唯一これしかないのである.
ただし,あまり情報としては載っていないがここで表示される単語は一部である.
これは別にアクセスログ解析を行っていれば自明なことなのだが,なぜか言及しているページはあまりない.
一部だとしても検索単語が分かる貴重なツールはこれだけなのでサーチコンソールに頼るしかないのが現状である.
Google Analytics
グーグルアナリティクスはいわゆるアクセスログ解析ツールである.
これはひょっとするとサーチコンソールより有名かもしれない.
これもサイト分析ツールと言えるだろう.
全体的な流れを追うには良いツールで,特に Google 広告でコンバージョンを確認する時などはグーグルタグマネージャーと共に必須のツールとなっている.
ただし,検索エンジン対策として,これを使うのはなかなか難しい,というか出来なくはないが,相当スキルがある人でないと使いこなすのは難しい.
Bing Web Master Tool
マイクロソフトのサイト分析ツールは現在,Bing ウェブマスターツールという名前である.
サーチコンソールと似たようなツールだと思ってもらっていい.
ただ,サイトによっては全然アクセスがない場合もあるので,その場合は思うような解析は出来ないことになる.
それはこのツールの責任ではなく,Bing という検索エンジンのシェアが少ないことが原因なのだが.
どちらかというとアクセス数に関係のない数値を見るのに適している.
SEOレポートなる名前がついたページもある.
このツールもなかなか面白いが,秀逸なのはバックリンクの部分.バックリンクの見え方に関してはサーチコンソールより分かりやすいかもしれない.
また,双方で見えているバックリンクに差があるのでバックリンクを確認するなら両方みておいた方がよい.
Microsoft Clarity
マイクロソフト クラリティというツール.
これはネット上ではあまり頻繁には紹介されていないので知らない人も多いかもしれない.
機能の凄さに比較して無料なのだが,「タダほど怖いものはない」という「ことわざ」を地でいっている.
(気づいている人が少ないのか,あるいは気づいている人は多くてもサイトであまり言及がないのもそういう理由だろうか.)
クラリティ自体の紹介もあまりない上に紹介されていてもヒートマップの一種のような紹介をされていることも多い.
しかし,ヒートマップとは似ても似つかないツールなのである.
むしろ,ヒートマップはおまけでついているレベルだと思っていい.
本質はマウスカーソルやマウスホイールの動きだけでなく,キーボードからの入力まですべてトレースされて,後からその閲覧者の動作がビデオ再生するように再生可能になるという点にこそある.
実際,サイトに実装すると分かるが恐るべきツールである.
サイトで使えるようにしようとすると途中で警告を受けるが個人情報やパスワードを入力するようなページにこのタグを埋め込むとマイクロソフトに記入内容が駄々洩れになってしまうので注意しよう.
あまりに危険すぎて埋め込むのをためらってしまう.
マイクロソフトと秘密保持契約を結べるのか知らないが秘密保持契約を結ばないと危険と思えるレベルで情報を収集されてしまうので,よくよく考えて使うほうが良い.
なお,レクタスのページ閲覧機能はその点ほどよく情報収集をする上に個人情報と結合するようなサービスを利用して頂くときは秘密保持契約を結ばせていただくので安心してご利用ください.
要は個人情報を入力してもらうところまでは記録する必要がない上にマウスの動きを一々記録しても意味がないので,ちょっとやりすぎツールと言える.
しかし,これが無料で使えるのは驚くべきことで,太っ腹ツールともいえる.
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