検索順位を気にするな

最終更新日: 公開日: 2024年01月
  • ホームページに引き合いが来ない
  • 検索の順位が上がらない

これはホームページを運用・運営しているサイト管理者や販売促進,マーケティング担当者からよく聞く言葉だ.

検索順位を気にする愚

皆,検索順位が低いからホームページから引き合いが来ないと思っている.

確かにそれは間違いではない.

しかし,大体の場合,視点がズレている.

自分達が売りたい商品の一般名詞で一番になればいいと思っている人が大半だ.

あまり書きたくないことだが,本当に分かっている人は分かっていることをこれから書く.

それはメーカー側からの視点で検索されると思っている単語と実際に使用者が検索に使う単語は違うということだ.

温度を保つコップの例

例として保温・保冷のできるコップをとり上げる.

中を真空にしたニ重構造のコップを作るメーカーがあった場合,ホームページで書くことは大抵,「二重構造コップ」「真空二重構造コップ」となる.

二重構造コップ

そして,「二重構造コップ」で順位を上に上げようとする.
「二重構造コップ」を売りたいのだから,当然と思うだろう.

これをメーカー側の論理という.

このコップを欲しいと思う人のことを考えたことはあるのだろうか?

このコップを欲しいと思う人は「二重構造」が欲しいのではない.「三重」でも「四重」でも,なんなら「一重」でもいいのだ.
保温,もしくは保冷できるカップが欲しいのだ.
さめにくいコップ,温まりにくいコップともいう.

保温コップ

キーワードプランナーで検索ボリュームを調べてみると,(2024/1)

  • 保温コップの場合,検索ボリュームは月間で1000
  • 保冷コップの場合,検索ボリュームは月間で 800
  • 二重構造コップだと,検索ボリュームは月間で 210

自分のところは「そうなっていない,ちゃんと保温コップにしている」という場合はそれでよい.
しかし「二重構造コップ」で検索順位が上に行かないと嘆く企業担当者はいまだに多い.

「二重構造」が「保冷」「保温」になるのは一つの例であって,様々な単語が考えられる.
そして,大抵の場合,「二重構造」でアクセスされる人より「保温」でアクセスされる人の方がお客様の割合が高い.これは少し考えられば分かること.

このようにページを一つ作るだけでもなかなか奥深い世界が広がっている.

検索順位だけを気にする愚は避けるべきである.

検索順位チェックツール」を作っている会社が何をいうか?ではあるが,世の中は分かりやすいことに流されやすい.
検索順位だけを考えて,全体を考えないということはやめるべきなのだ.

 

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