外部業者にアウトソーシングする内容について

最終更新日: 公開日: 2021年06月

どの会社も基本的にそうだと思っていたが,そうでないことに気づいたので書きとどめておく.

企業では様々な業務をアウトソーシング(外部発注)していると思う.

アウトソーシング

アウトソーシングの目的

アウトソーシングの目的は基本的に一つで

「自社で行うと単価が高くつくので他社に頼む.」

ことだと思っていた.

自社でも出来るけど,情報収集には限界があるので専門家に助けてもらう.

例えば,税理士を利用する理由として,毎年変わる様々な税務情報や税金の計算などで複雑なものを教えてもらうということがあるだろう.
企業規模が大きければ税理士に当たる人を雇ってしまえばアウトソーシングしなくて済むがその場合,どちらが単価が高いかによって,外部発注するか,社内で行うかを決めればよい.
また,社内に抱える場合,その税理士に当たる人はアンテナを常に広く張って情報収集に努める必要があるが,これは一人でやっていると限界がある.多数のクライアント(客)を抱えているといろんな種類の企業があるわけでどのような手伝いをすればよいかは顧客によって変わってくる.
その様々な企業を経験したことが別の企業の手伝いをしている時に役に立つことがあるわけで,その場合,一人で太刀打ちできないことは明白である.
そのような場合は外注の方がメリットが大きい.

自社でも出来るけど,人が足りないので一部分を外部業者に作ってもらう.

これは例えば,プログラムなどが相当する.

ソフトの基本的なコンセプトや環境,言語は指定し,動作の一部分を作ってもらう.

関数の入力と出力の仕様を定めて作ってもらう場合もこれに当たる.

仕様を関数レベルまで落として指定すれば,トラブルは少なくなる.間違いが分かりやすいからだ.

ホームページのデザインの場合も HTML5 に対応して,とか,レスポンシブに対応して,といったアバウトなものから,パンくずリストは構造化データを使ってとか,レスポンシブのブレイクポイントは 640px と 1024px でお願いね,とか細かく指定すれば,後々トラブルになりにくい.

つまり,丸投げの度合いが少なければ少ないほど,完成した後で問題になるいわゆる「違う,そうじゃない」トラブルを避けられる.

いずれにしてもトラブルを避けるためには発注側の理解が必要で,『「ブレイクポイント」って何?』状態だと詳しくレスポンシブの指定が出来ない.

よくないアウトソーシング

これに対して「自社で行うことができないので業者に頼む」というアウトソーシング?がある.

ボッタクリにあう危険性

よくある「丸投げ」というものである.

これの何がよくないか?
簡単だ.

いわゆる「ぼったくり」にあうわけである.

コストがおかしいというのが一番あると思うが,それ以外にもたくさんある.

分かっていないと思って適当な仕事をされる.

要は「違いが分からない相手だから手を抜いてやれ」だ.

レストランでこの人だと舌が分かっていないから「肉のランク一つ落としてやれ」的なものだ.

つまり,発注側のレベルが受注側より低い場合,常にこの危険性が潜む.

受注側の人間が人格者で職人肌で「完璧にこなす」人なら無論問題はない.

悪気はないトラブル

しかし,悪気はなくてもこういうことはある.

発注側のレベルが低く,受注側もレベルが低いが発注側より少しまし.

実はこのケースが大変多い.

世の中に本当のプロってそんなにいないのだなとよく実感する.

上記のケースだと悪気はないのだが,発注側はトラブルに巻き込まれる可能性がある.

しかも受注側は一生懸命やっているので始末に困る.

嘘みたいな本当の話だが,「工場の隅で動いていない機械」とか見たことがある.
発注したが,受注側が途中までしか作れなくて,そのままになっているのだ.
で,発注側も途中までお金を払っていてどうにもならなくて止まっているというケース.

発注してから数年後に悪気はないバグを埋め込まれたプログラムに遭遇するのはいつものことだと思う.

機械にしてもプログラムにしても自社で作るだけの能力があって,外注するならどこかで気づけたはずである.
プログラムを見ればある程度の力量は分かる.
仕様を示した時にどれくらいの納期で出来るか,難しいと思うところはどこかなどと聞けば,最後まで作れそうかどうかもある程度判別できるだろう.

しかし,発注側が機械設計のノウハウを持っていなかったり,プログラムが出来ない人だったりするとその辺りを見極めることは困難になる.

本来こういう発注はしてはならない.

 

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