LCP (Largest Contentful Paint) について
- CLS (Cumulative Layout Shift) とは
- FID (First Input Delay) とは
- Youtube での複数動画を埋め込みページの高速化
- オフスクリーン画像の遅延読み込み
- ウェブフォント読み込み中の全テキストの表示
- 次世代フォーマットでの画像の配信
- 第三者コードの影響を抑えてください
- 静的なアセットと効率的なキャッシュポリシーの配信
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LCPとは(最大コンテンツの描画とは)
PageSpeed Insights に出てくる Largest Contentful Paint
解説ページである Web Vitals を見てみると
Largest Contentful Paint は同じページの下に日本語訳が表示されているが,「最大コンテンツの描画」のこと.
字面通りに解釈して,「最も大きなコンテンツ(画像など)を表示する」までにどれくらいの時間がかかったのかを表す.

Largest Contentful Paint (LCP): measures loading performance. To provide a good user experience, LCP should occur within 2.5 seconds of when the page first starts loading.
要は「ページが最初にロードを開始してから 2.5秒以内にLCPが発生する必要があります。」ということ.
LCP の確認の仕方
Chrome の開発者ツールで LCP が発生するタイミングとその LCP として選ばれた要素が確認が出来るようになっている.
開発者ツールにある「Performance」タブを選択し,左から2番目の「更新ボタン」を押すと計測が開始される.
LCP の部分をクリックするとどの要素だったかが分かる.下のページの場合は上部のバナーの部分となる.
これが表示されるまでにどれだけかかったか(図では550msぐらい)であり,この時間が2.5秒以内であるべきだということである.
largest contentful paint 改善
どうすれば改善されるかだが,要は最大コンテンツの描画が終わるまでにかかる時間を早くすることである.
LCP の先(左)に来ているものをもっと左にやって並列で読み込ませるか,もしくは後ろ(右)に持っていくかして,LCP の場所を左に移せば LCP の数字は下がることになる.
なんだかんだ言っても画像
最も簡単なのは LCP の左側で読み込んでいる画像のサイズを減らすことである.
画質を落とすとか画像を使わないようにする.
あと,これは灯台下暗しなのだが,そもそもその最大コンテンツが画像だった場合,その画像のサイズを減らすことが一番簡単に LCP の秒数を減らす方法になる.
もちろん,この最大コンテンツの画像も LCP のマークの左側に来ているのですぐ分かるはずだ.
javascript は後ろで読み込んでよいものは後ろに回すとよい.