WordPress の日本語タグスラッグを AI で棚卸しして英語に統一

更新日: 公開日: 2026/09

WordPress のタグ名には日本語を使える.スラッグも日本語のまま登録できるが,URL にすると長いパーセントエンコードになりやすい.管理画面で一つずつ調べて英語へ直すと候補の重複や変更漏れも起きる.

そこでWordPress 用 MCP サーバープラグインからカテゴリーとタグを取得し,Codex で日本語スラッグを棚卸しした.英語候補の作成と重複確認を済ませたあとにスラッグだけを変更した.

WordPress のタグスラッグを棚卸しして英語へ整理し旧 URL の転送を確認するイラスト

すでに実行した変更を記事にする

今回の棚卸しと変更は記事を書く前に実行していた.そのため操作方法の紹介だけではなく,本番 WordPress で変更した結果と失敗も確認し直した.

変更後の現在値ではカテゴリー16件とタグ92件を取得できた.日本語を含むスラッグは0件だった.同じタクソノミー内の名前重複とスラッグ重複も0件だった.

まずタグをすべて取得する

スラッグを変更する前にカテゴリーとタグを一覧取得した.タームごとに次の値を確認できる.

  • ターム ID
  • ターム名
  • 現在のスラッグ
  • 使用件数
  • 説明と親カテゴリー
  • 一覧取得後の変更を検出する確認用の値

ターム名は日本語のまま残す.変更するのは URL に使われるスラッグだけである.投稿へのタグ割り当てと使用件数も変えない.

ローマ字ではなく意味の通る英語にする

日本語をそのままローマ字に置き換えるのではなく,タグの意味が分かる英単語を候補にした.候補を作ったあとに既存スラッグと照合し,同じスラッグがないことも確認した.

実際に変更した主な対応は次のとおりである.

タグ名 変更後のスラッグ
ヒートマップ heatmap
マーケティング勉強会 marketing-study
中小企業 small-business
名刺管理 business-card-management
営業日報 sales-daily-report
展示会 exhibition
属人化 person-dependent
引き継ぎ handover
情報共有 information-sharing
文字起こし transcription
経営 management
逸注 lost-opportunity
顧客管理 customer-management

一覧取得後の変更を検出する

スラッグを更新する前に,現在の情報が一覧取得時から変わっていないかを自動で照合した.

照合にはターム ID,種類,名前,スラッグ,親ターム,説明が使われる.一覧取得後に別の操作でタームが変更されていた場合は更新を中止するため,古い情報のまま上書きすることを防げる.

ただし,この確認で検出できるのは同じタームへの変更である.変更候補同士のスラッグ重複は更新前に一覧から確認する必要がある.

スラッグを変えると旧 URL は引き継がれない

スラッグの変更後に新旧のタグアーカイブ URL を確認した.新しい英語 URL は13件とも HTTP 200 を返した.以前の日本語スラッグを使った URL は13件とも HTTP 404 だった.

WordPress の投稿スラッグには過去のスラッグを転送する仕組みがあるが,タクソノミーのスラッグ変更は同じようには扱われない.今回使用した MCP にも旧タグ URL の転送を登録する機能はない.

検索結果や外部サイトから旧 URL へアクセスされる可能性がある場合は,変更前後の対応表を残して301転送を別途設定する必要がある.スラッグの変更と転送設定は別の作業として確認する.

変更後にも一覧を取り直す

更新処理が成功したという応答だけでは完了にしない.変更後にタームを再取得し,名前,ID,使用件数を保ったままスラッグだけが変わったことを確認した.新しいタグアーカイブ URL の HTTP 応答も確認した.

最後に全カテゴリーと全タグを一覧取得した.日本語を含むスラッグと重複した名前と重複したスラッグが残っていないことを確認した.

Codex への指示

操作を細かく一つずつ指定する必要はない.実際の依頼は次のような内容である.

日本語のタグスラッグを棚卸しして,意味の通る英語へ統一して

Codex は一覧を取得して変更候補と重複を確認する.変更前後の対応表を作り,一覧取得後に内容が変わっていないことを確認してから更新する.最後に保存値と新旧 URL を確認する.

まとめ

WordPress の日本語タグスラッグは AI を使ってまとめて棚卸しできる.ターム名と投稿への割り当ては保ち,スラッグだけを意味の通る英語へ変更した.

重要なのは更新前の重複確認と更新時の競合確認である.変更後には保存値とタグアーカイブ URL を再確認する.旧 URL は自動では転送されなかったため,必要な301転送を変更とは別に準備する.

プラグインについて

今回利用したRectus Content Access for MCPWordPress の投稿とメディアと分類を MCP クライアントから操作するためのプラグインである.ターム一覧の取得と競合確認付きの更新に対応している.

 

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