他のプラグインとの組み合わせでMCPに接続できない問題を修正

更新日: 公開日: 2026/09

WordPress 用 MCP サーバープラグイン Rectus Content Access for MCP 1.6.1 を公開した.他のプラグインとの組み合わせでMCPクライアントから接続できなくなる問題を修正した.Bearerトークンを使う範囲をWordPress本体と同じ判定でMCPの窓口だけに限定し,パーマリンク設定が「基本」のサイトでの認証とOAuthディスカバリーにも対応した.

他のプラグインが並ぶ中を通ってAIからWordPressサイトの1つの窓口へ接続がつながる様子を表した図(バージョン1.6.1)

他のプラグインが先に利用者を判定すると接続できなかった

WordPressはリクエストの利用者をdetermine_current_userで判定する.Rectus Content Access for MCPはここでBearerトークンを確かめてMCPクライアントをWordPressの利用者として扱う.

このとき別のプラグインがWordPressのリライト機能(WP_Rewrite)の初期化より前に利用者の判定を始めると,1.6.0までは接続先のURLを組み立てられず認証が通らなかった.1.6.1ではリライト機能が初期化されていなくてもパーマリンク設定からMCPの正規URLを組み立てる.WordPress本体の状態は書き換えない.サブディレクトリへの設置,index.phpを含むパーマリンク,HTTPS,REST URLを変更するフィルターのいずれでも従来と同じURLになる.トークンの宛先の照合もこのURLで行う.

判定の途中でURLや入力値,利用者を扱うフィルターがもう一度利用者の判定を呼ぶと認証が入れ子になることがあった.1.6.1では認証中の再入を検知してそのまま元の判定へ返す.

Bearerトークンを使う範囲をMCPの窓口だけに限定

Bearerトークンによる認証は公開しているMCPのURLへのリクエストだけで行う.admin-ajax.phpのようにWordPressがREST APIを処理しない入り口では認証しない.

どのルートへのリクエストかの判定はWordPress本体の順序に合わせた.POST本文とクエリ文字列のrest_routeを見てPOSTを優先し,GETとPOSTで値が食い違う場合は本体と同じく受け付けない.

基本パーマリンクのサイトに対応

パーマリンク設定が「基本」のサイトではWordPressがリクエストのパスを解析せず,REST APIもrest_routeだけで振り分ける.1.6.1ではこの場合の認証とセッション情報の扱いに対応した.対象が特定できないリクエストやMCPと関係のないリクエストは受け付けない.

ただしOAuthのディスカバリーURL(/.well-known/以下)はWordPressが返すためウェブサーバーが/.well-known/へのリクエストをWordPressへ渡す設定が必要である.基本パーマリンクではWordPressが.htaccessからリライト規則を外すのでApacheでは標準のリライト規則などを自分で用意する.発行済みのトークンは更新され続けるのに新しいMCPクライアントだけ接続できない場合はこの状態を疑う.サイトヘルスと設定画面のディスカバリー情報の行で確認できる.

プラグインについて

プラグインでできることや導入方法.

WordPress.orgの配布ページ.

 

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